コンステレーションで関係性の力動を観るワーク✨

コンステレーション(constellation)は、星座という意味を持つ英語から来ています。配置という意味があります。このワークは、「家族システム療法」として、元ドイツの神学者・心理療法家・著述家であるバート・ヘリンガーが、16年間南アフリカでズールー族と共に生活しカソリック系の学校で校長として教育に携わった経験から、「ズールー族の家族への態度」を現象学的な視点で再編した「ファミリー・コンステレーション」がインスピレーションになっています。日本では「家族の座」とも呼ばれています。
CNVC認定トレーナーであるサラ・ペイトンは、ファミリー・コンステレーションのファシリテーターでもあり、10年以上も前に実際に場を開きながら、NVCのコミュニティーに紹介しました。私にとっても、このサラの場での体験が強烈に印象的で、なぜこんなことが可能なのか?を、それ以来自分なりに探求して来ました。
探求者(seeker)が、その人の身近な人との関係性を見るのに、全く関係のないはずのその場にいる誰かに「代理人」となってもらい、代理人が身体を感じてもらうことから動きや感情、言葉が場に現れ、そこから関係性の力動を見ていくという現象が実際に起こるのです。ファシリテーターはそこに立ち現れる出来事を探求者と一緒に紐解きながら場を促進していく中で、その力動の「真実」であったり、癒しや新しい調和への洞察を提示して行く… そんなワークです。
私は、NVC(非暴力コミュニケーション)の「非暴力」という言葉を、「力が暴れるに非ず(あらず」と日本流に捉えていて、非は力が暴れている状態にかかっていて、力そのものにかかっているのではないと理解しています。なのでNVCは、その大切な力(パワー)を新しい調和において取り戻すプロセスなのだと思うのです。そして、新しい調和を洞察するために見る必要のある関係性は、実際暴力の「被害者」「加害者」という二限論的な枠組みを超えて幾層にも多岐に渡っているのです。人間は、関係性の間に生きる存在だからです。
だからこそ、「被害者」「加害者」という関係性を含んだ現状の全体性を「システム」として捉える必要があります。例えば、「傍観者」という見えない役割を持つ人がいたり、「伝統」や「しきたり」も大事な役割を担っているかも知れません。あるいは両親の世代が受けた「トラウマ」が、見逃すことのできない力動の中心にあったりするかもしれません。レガシーな重荷、世代を越えたトラウマというのも、実際に存在するのが実感できるでしょう。
コンステレーションのワークでは、問題を個に還元する機械的な判断から自由になって、全体性の中で何が起こっているのか?いないことにされた声に耳を傾け、身体の叡智に導かれながら、「システム」の力動を観ようとします。
この観点は、プロセスワークの「ワールドワーク」やU理論の「ソーシャル・プレゼンシング・シアター(SPT)」とも共通するものだと、私自身が実際に体験してみて思いました。時代の流れの中で、これらの共通項を持つ手法が生まれて来たことにも、きっと意味・意義があるのでしょう。少なくとも言えることは、私たちは実は、頭で考える以上の智慧を担える器であり、身体に耳を傾けハートから観ようとすることでその智慧につながることができるということではないでしょうか?
これらの現象を理解する試みとして、ルパート・シェルドレイクの形態形成場の仮説というものがあります。(以下Wikipediaより引用)
この仮説は以下のような内容からなる。
そして、文字通りハートにある何らかの認識器官で「真実」を知覚する直観も、私は大切な要素だと思っていて、この探求はシュタイナーの人智学を紐解く中で、次第に明らかになっていますが、その探求の広がりについてはまた別の投稿で書かせてもらおうと思います。
5/23-24の週末に、2日間のコンステレーションの場を京都アスニーの大きな和室の会場で開く予定ですので、もし興味のある方は是非ご参加ください🙏
文責 後藤 剛(ごう)
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